船橋をぶらぶらするのが楽しい。船橋の風俗を利用することは多いが、あの街をそれだけで終わらせるのはもったいない。いつもなら夕方からやっている居酒屋に入り、焼き鳥つまみに焼酎をあおるのも楽しいが、最近は少し街を歩くようにしている。
船橋は現在、東京に近いうえに複数の電車が乗り入れる利便性の高い街だ。そして、空港へのアクセスも近い。この特徴は最近始まったわけではない。徳川氏が支配した江戸時代にはすでに交通の要衝として栄えていた。それどころか、鎌倉時代にはすでに宿場町として船橋の名があったという。

人が集まるところに、必ずあるものそれは女である。旅人をねぎらう現在の風俗にあたるものが昔から存在していた。性的産業は最古の職業というのはあながち嘘ではないだろう。江戸時代のころには飯盛り女と呼ばれる人たちがウェイトレス兼風俗嬢として男たちを癒していた。こういった場所は時代の変遷とともに形態を変える。戦後はいわゆる「ちょんの間」として賑わいをみせたが、今では当時の面影をのこす店舗がいくつかあるだけで営業はしていない。デリヘル全盛期と言われる現代に、そのあたりを歩き、古き良き時代のことを妄想するのが、また楽しいものだ。その後、デリヘル嬢にそんな話をして女の子の退屈そうな顔をみて喜ぶ。